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ご覧頂きありがとうございます❃

東濃ひのきを使い、木花を作っています。

バラの木花は鉋(かんな)で削った削り木を使っています。

鉋で削った木のことを『かんな屑』と言いますが
木花に使っているかんな屑は『くず』ではありません。

鉋がけは職人にだけできる熟練された技です。
木には一つとして同じものはなく、
節ひとつをとっても
一瞬一瞬同じ状態はありません。
常に木を見極めながら、
同じ厚さになるように力を込めて削っています。

また鉋の刃を研ぐ作業にも神経を使います。
研ぎ石に対し、刃が平行でなければ
歪んでしまい、
木を傷つけてしまいます。

鉋から刃を出して微調整をかける作業も同じです。
木の状態を見ながら、0.00…ミリ単位に刃を微調整しています。
出ている刃が歪んでいれば、
木を傷つけることになります。

上手に鉋がけができている木は
美しい艶があるだけでなく、
水を弾き、耐久性も増すと言われています。
今は鉋がけも機械が増えていますが、
一つとして同じものがない木を見極め、
木を扱う職人の『てしごと』から生まれていくものは
温もりがあり、そのものにしかない良さがあると感じています。

バラの木花は
製材で残る木を使い、
木花が一番綺麗に見える厚さで
丁寧に削ってもらった『かんな屑』を使い
一枚一枚丁寧に織り上げています。
経年変化と共に
てしごとの温もりを
楽しんでいただければ嬉しいです˚✧₊⁎